こんな雨の日は、よく親父が会社の車を全部外に出して、少年野球をやってて下手くそなボクにボールをトスしてくれたものです。
先日ウチの父が亡くなりました。70歳っていう命、もしかするとちょっと早かったのかもしれませんが・・・父の人生を全うした70年だったと思います。「人の命は生まれた最初から決まってる。人がこの地に生まれて来たのも運命」とボクの他界した祖母はそう言いました。
多方面で父の話をよく聞き、ホントに「家族思いの人だった」というのを思わせるような言葉ばかりでしたし、実際そうでした。今でもひとつひとつの思い出が溢れ出てきます。
blogでしか伝えられないのが・・・やっぱりあんまりうまく口で表現出来なくて、こうやって記載しています。「喪主」というボクの中では「凜としていなければならない立場」っていうのが邪魔・・・っていう表現はおかしいかもしれませんが、23日に父が他界して通夜と葬式を含め、一切「涙」を人に見せるのをよそうと思いました。最後まで装いました。
ウチに帰ってから、隠れてわんわん泣きました。
親父は家族を思うも仕事人間でした。その仕事人間だった親父に対して、今となっては天国にいる親父に「じゅんじ、お前ちゃんとやってんのかーーーー!? 自分におかれてる立場っていうモノをちゃんとわかってんのか!!」と言われてるような気がして、今日仕事の仲間と会いました。まだ残ってたトコロを補ってくれている母と弟、弟嫁、「仕事を優先しなさい」と言ってくれた母には感謝しています。
父の出棺する時に一瞬「涙雨」が降りました。ボク自身晴れてなくって良かったと思っています。親父とは晴れた日によくキャッチボールをしました。別にピッチャーなんてしたくもないのに、「じゅんじ、オレのトコロに投げてこい!!」といって座ってくれたこともありました。逆にボクはキャッチャーをやってたんで、ボクのキャッチャーミットに投げてくれたりもしました。夏は仕事を途中で切り上げてくれて、弟とボクを海水浴に連れてってくれたりもしました。冬はクソ寒いし親父自体滑れないのにゲレンデにも連れてってくれました。いろんなあらゆる「甘え」をきいてくれました。
ウチの迦音は「じぃじは寝てるの??」ってボクに聞きました。本当は「じぃじは仏様になったんだよー」って言うのが正しいんだろーけど、わかりづらいから「じぃじはねぇ、神様になったんだよ〜。」って伝えました。8月のお盆に迦音がおもちゃのピストルで「バーンバーン」って親父にむかってやってたのを、「助けて〜」って手をあげて迦音にかえしてくれた親父を見て思わず涙が出ました。
まさかこんな早くに旅立つとは思わなかったけど、んでもボクらの心の中には一生生き続けるし、まだ親父のトコロにはボクらも行くのは早いだろーから、そっと天国から見守ってくれてると嬉しいです。
親父、本当にありがとう。またキャッチボールやろうね。親父の精神はボクや弟から自分ら家族に引き継ぐからね。